同じような失敗を、何度も繰り返すことがあります。
「これ、前にも同じようなこと……やったよなぁ」
と、気づいた瞬間、
「学習能力がないのか?」
と、落ち込むことがしばしば。
前に同じことをしたときに、
「もう二度としない!」と誓ったはずなのに。
買い物のような小さなこともあれば、
仕事上でのミスや、
人間関係でのトラブルまで、その範囲は広い。
そうして何度も何度も繰り返しているうちに、
これは、私がクリアできていない課題なのだと思うようになりました。
何か問題が起こったとき、たいていのことは、
自分がこれまでの経験から得てきた
知識や考えをもとに判断します。
その判断の仕方に、癖がついているんですね。
癖になっているから、同じような方法を選んで、
その結果、同じ失敗が起きる。
そりゃ当然です。
ということは、今まで自分がやったことのないこと、
考えたことのない方法を試してみるしかない。
でも、自分ひとりで考えていると、
結局いつもの自分の考え方の中で
ぐるぐる回っているだけ。
ぐるぐる回りすぎて、酔って吐き気がして、
ようやく私は、友人や家族に相談します。
答えを教えてほしいというより、
自分では思いつかない考え方を知りたいからです。
もちろん、相談相手だって、
その人自身の経験や知識をもとに話してくれています。
だから、その人の言うとおりにすれば絶対にうまくいく、
というわけではありません。
あくまでも、自分の考えの幅を広げるためのきっかけ。
「そんな考え方もあるのか」と知ることが、
私には必要なのです。
本を読むことも、
私にとっては答え探しのようなものです。
自分とは違う人生を生きてきた人の考えに触れることで、
今まで見えていなかったものが見えてくることがあります。
ドラマや映画もそうです。
主人公の目線で観ているけれど、
主人公のいないところで、何が起こっていたのか、
関わる人が何を考え、
どんな感情になっているのかまで見ることができる。
同じ出来事でも、
立場が変われば見え方はまったく違う。
……ということが分かる。
考えてみれば、私に見えているものなんて、
起こっている出来事のほんの一部分。
なのに、見えていることだけで、
ジャッジしたり、解決しようとする。
だけど、どんな出来事にも
別の角度があると思えるだけでも、
大きな失敗を避けられることがあるような気がします。
できれば、その「別の角度」を
本音で教えてもらえたらいいのだけれど。
人には建前もあれば、配慮もある。
だから、理解したつもりになってはいかんよなぁと思うのです。
ということは、
相手から見た私も同じ。
相手の目に映っている私は、
私が思っている自分とは違うかもしれない。
どんなに頑張っても、
相手に100%分かってもらうことは難しい。
だったら、せめて自分で自分を守るために、
できるだけ分かりやすく、誠実でいたいと思うのです。
そうはいっても、たかだか人間なので、
同じ失敗を繰り返してしまうのだけれど。
根強い癖。
少しずつ削ぎ落としてきたつもりだけど、













