この私が、植物を育てられるようになるとはねぇ。
ましてや、野菜を作る日が来るなんて。
今では毎朝、畑のパトロールから一日が始まります。
葉や茎の様子を見て、新しい芽や実を見つける。
気がつけば、それほどまでに
私の暮らしの中で畑の存在は大きくなっていました。
そんな私ですが、昨夜は虫に悩まされました。
夢だったのか、半分起きていたのか。
なんとも曖昧な感覚なんだけど、
頭の中にずっと幼虫の姿が浮かんでいたのです。
おかげで熟睡した気がまったくしない。
昨年の私は、虫をかなり敵対視していました。
せっかく育てた野菜を食べられるのですから当然です。
でも、それがだんだんしんどくなってしまいました。
そこで昨年の秋ごろから、
「共生」を意識するようになったのです。
雑草も虫も敵ではない。
みんな生きるために必死なのだから、
少しくらい葉っぱを食べられても仕方がない。
そんなふうに考えるようになってから、
ずいぶん気持ちは楽になりました。
…とはいえ。
朝、畑へ行って、
一晩ですっかり食べられてしまった大根の葉っぱを見ると、
やっぱりショックは大きい。
結局、土を掘り返して犯人探しを始めてしまう。
出てきたのは、ぷくぷくとよく太った幼虫。
「そりゃあ、これだけ食べたら大きくなるわな」
思わずそう言いたくなる立派な育ち具合。
見つけた幼虫は、畑から離れた場所へポイッ。
共生はどこへいった?
時々スズメがちょろちょろしているから
もしかしたらあの子たちのエサになるかも…とか。
もちろん、また這って戻ってくる可能性もあるでしょう。
でも、一度「敵」と思うのをやめてしまうと、
自分の手で終わらせるのが難しい
せめてスズメのお腹の足しになってくれたら。
それもまた自然に返したことになるのではないか。
そんなふうに勝手に納得しているというわけです。
昨年、学んだのは
自然と共生することと、放置することは違うということ。
やはり育てる以上は、手をかける必要があるんですね。
手をかけるといえば、観葉植物。
初めて鉢に植えた頃は、
なかなか大きくならず心配していたけれど
さすが天井まで伸びるほどに
大きく育ったウンベラータの挿し木。
あれから勢いよく成長し始めたのです。
大きく育ったウンベラータの挿し木。
あれから勢いよく成長し始めたのです。
ぐんぐん伸びていく姿は嬉しい反面、
思い描いていた樹形とちょっと違う。
そうなのです。
私はY字に仕立てたかったのです。
そこで思い切って剪定することにしました。
新しく伸びた芽を切るなんて、私にとっては一大事。
思い立ってから実際にハサミを入れるまで、
2〜3日かかりました。
動画を何度も見返して、
「ここで合ってるよね?」
「本当に大丈夫よね?」
と確認してから、ようやくカット。
その後の過保護っぷりといったら。
毎日、一日に何度も切り口を眺めていました。
すると数日後。
切った場所の近くから新しい芽が出始めました。
今では小さな葉っぱも何枚か開いています。
嬉しい。
本当に嬉しい。
そして何より、ほっとしました。
私は鉢受けを兼ねて使っています。
鉢受けほど深さはありませんが、
今のところ水があふれて困ったことはありません。
しかもキャスターが見えないので、
見た目が少しすっきりします。
もちろん掃除のときは移動もラク。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
何を育てても枯らしてしまう。
だから向いていないのだと思い込んでいました。
でも、どうやらその肩書きは卒業しても良さそうです。
「やればできる」という言葉は、
どこかきれいごとに聞こえていたけれど。
どこかきれいごとに聞こえていたけれど。
自分で自分に貼ったラベルに
縛られていることもあるのかもしれません。
縛られていることもあるのかもしれません。
植物を育てることも。
野菜を作ることも。
案外、やってみたらできることだった。
できる…とはいっても、
まだまだ分からないことが多くて
四苦八苦しているけれど
それも今は楽しめている。



















