友人宅の遺品整理を手伝っている。
片付けだけではなく、掃除も。
先日取りかかったのは、キッチンだった。
せいぜい一〜二年くらいの汚れなら、
家によくある洗剤や道具でなんとかなる。
でも、おそらく何十年も積み重なってきた汚れは、
そう簡単には落ちてくれない。
丈夫なステンレスでも、
長年そのままだとサビるし、
手入れがラクなはずのプラスチック系の素材は、
シミになって、どうにもならない。
私は専門のお掃除屋さんではないので、
持っている道具を総動員しながら、
できる範囲で少しずつ汚れを落としていく。
正直、掃除が好きなわけではない。
でも、汚れに向き合って集中している、
あの、ゾーンに入ったような感覚が
好きかもしれない。
ただ、さすがに今回は手ごわかった。

画像を載せる許可をもらった
汚れに洗剤を乗せて、しばらく置く。
こすってみる。
ちょっと薄くなる。
また洗剤を乗せる…の繰り返し。
せっかちなんだよなぁ。
もうちょっと置けばいいのかもしれないのに
汚れがスルーっと取れるイメージに負けて
つい触ってしまうのだ。

それでも、積み重なった汚れの層は、
かなり薄くなっているはず。

この日はここまで。
また別の作業をしながらつけ置きして、
少しずつ浮かせていこうと思う。
今度はせっかちを封印しよう

コンロ下収納。
サビそのものは残っているけれど、
それ以外の汚れを落として、
流し台下用のシートを敷いたら、
気持ちいいと思える場所になった。
やっぱり、
ちょこちょこ掃除するほうがラクだ。
汚れは、ため込むほど大変になる。
SNSで見かけて以来、
我が家では五徳を壁に立てかけている。

使うたびにはめるなんてのは
メンドウそうで、私は無理だな、と思っていた。
でも、ふと
「やってみて面倒なら、やめればいいだけか」
と思って試してみた。
すると、これが意外とラクだった。
鉄瓶でお湯を沸かすときによく使う、
一番奥の五徳はつけっぱなし。
でも手前の二か所は、使うときだけはめている。
やってみたら、思ったほど面倒じゃない。

それよりも、
サッと拭けるようになったことのほうが大きかった。
気づいたときにすぐ拭く。
その小さな積み重ねだけで、
汚れ方がずいぶん違う。
ありがたいことに、
このキッチンはリフォームしてまだ間もない。
友人宅で、長年積み重なった汚れと向き合ったからこそ、
この状態を守りたい気持ちが、前より強くなった。
今日のちょこちょこ掃除は、
未来の自分のためだ。












