整った部屋の裏側にある試行錯誤

扉を開ければ、そこはまるでモデルルームのよう！
…だといいのですが。



そして、さも普段からこれが当たり前であるかのように、ブログに載せたりするのですが――。

実際には、この写真を撮る前に、置いてあるものをよけたり、寄せたりしています。

それでも、十数年にわたって断捨離と整理を繰り返してきた成果もあり、“裏工作”の量は格段に減りました。



ソファの上にいつも置いてあるのは、無印良品の「持ち運べるフェルトファイルボックス」





この中には、私の毎日のルーティンに欠かせない道具が入っています。



・1分メモ用のA4コピー用紙
・メモをまとめているバインダー
・5年日記
・エンディングノート
・読書ノート
・無印のホワイトボード
・バッグインバッグ（筆記用具など）
・領収証の一時保管用クリアファイル ×2

これらをファイルボックスにまとめ、すぐ手に取れる場所に置くようにしてから、後回しにすることがぐんと減りました。

5年日記も書き忘れる日が激減しました。



フェルト素材なので、私にもソファにも優しい。
手や足が当たっても大丈夫。

持ち手があるので、来客時にサッと移動させられます。

とはいえ、ここにたどり着くまでには、数えきれないほどの試行錯誤がありました。

続かない理由、忘れてしまう原因を探り、自分の性分とも向き合い、何度も入れ替えをして――
ようやく今の形に落ち着いたのです。

そんな自分のことすらこれほど手探りなのですから、お片づけのご相談をくださるお客様にとっての「ベストな仕組み」を見つけるのは、どれほど想像力を要することか。

動線に合わせてモノがうまく収まったように見えても、実際にその配置で生活してみなければ、合格かどうかは分からない。
そう思っています。
なかなか奥の深い仕事です。

なにはともあれ。
世の中はとても複雑になりました。
だからこそ、せめて家の中くらいは、ラクに、カンタンに、シンプルな場所にしておきたいのです。


…バッグ内の詳細はまた後日に。



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