今月の初め頃、楽天生命からメールが来ました。
内容は「契約更新のご案内」です。

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今回届いたお知らせは、10年前に楽天生命のお仕事をしていた友人からオススメされて契約した重度障害保険。

死亡または高度障害・重度障害になった場合、500万の保険金がおりるというものでした。

月々の保険料2000円弱で払込期間10年。
ありがたいことに保険を使うことなく、無事に払込期間を終えることができました。

契約した時の年齢は44歳。
この先10年の間で私がそのような状態になった場合…なんて想像することが怖かったですね。

当時は貯金どころか借金の支払いに追われていたころ。
もしものことがあったとき、これでどうにか自分の後始末をしてもらって、残りを娘のこれからの足しにでもしてもらえれば。

とはいえ、私が支払える金額と保障のバランス的にこれが限界でした。
あれから10年。
保険期間満了日の2週間前までにお申出のない限り、契約は自動的に更新されます。
メールのお知らせ内容を読み、私はすぐに「更新をしない」旨の連絡をしました。
ここで後回しにしたら、間違いなく「しまった!」になる

「自動更新を行わない」手続きのお知らせが届いて、年内を持って保障終了。

この保険を10年で解約することを踏まえたうえで、何度か他の保険の保障を見直し済み。
私と娘が困らない程度の保険を掛けているから、多分大丈夫。

先のことはどうしたって分からないから、”多分”なんですけどね。


生命保険と言えば。
最近読み返した小説の中で、こんな台詞がありました。

「<掛け捨て>という言葉だけ聞くと、何もなかった時に損しているように感じるかもしれませんが、世間でよく言う<安心を買った>というだけでもないような気がするんです。保険というのは本来、将来の自分のために貯めてあるというよりは、今困っている人がいて、その人のために援助しているということだと思うんです。そうやって払ってきた人だから、自分が困ったときにも助けてもらえる。まぁ、私個人の解釈ですけど」
引用:「運転者」喜多川泰

何度読み返してもその都度良い刺激をもらえる1冊です。


多くの資産があるわけではないので、著名な方々のような寄付は私にはできませんが。

毎月コツコツと支払ってきたこの金額が、どなたさまかの助けの一部になったかもしれない。
そして私は保険金を受け取ることはなかったけれど、それは何事もなく平穏に過ごせたということ。

そう思えるのにとてもやさしく心地の良い台詞だと感じました。

あらためて読み返してみたけど、やっぱりこの本、すごく良いです。
感情の雨雲を吹き飛ばしてくれるようなパワーがあります。

我が家の小さな書籍スペースに保存確定の1冊です。

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黒森峠(愛媛県)

友人とドライブ。
何度来ても自然の雄大さに圧倒されます。
昨日は山の間を雲が滝のように流れていく光景を見ることができました。
とても幻想的でした。

日々いろんなことが起こり、たくさんのことを考えますが。
結局のところ私という人間もこの自然と同じく、生かされているものたちのほんの一部なのだと思えました。



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