2~3日前に食べたお昼ご飯を思い出せなかったり。
人の名前が出てこなかったり。
覚えたいことが覚えられなかったり。

”記憶”でもどかしい思いをすることがとても多いけれど。
不思議と昔の些細なできごとをいつまでも覚えていたりします。

何かで読んだふとした文書がいつまでも刻まれていることもあるもので。

その中のひとつ。
ずいぶん前にある記事で紹介されていた松下幸之助さんの言葉。

塩の辛さ、砂糖の甘さというものは、
何十回、何百回教えられても、ほんとうにはわからんやろ。
なめてみて、初めてわかるものや
塩の辛さや砂糖の甘さが分かるのは、なめたことがあるから。
もしなめることなく生きてきたとしたら。
人からどんなに説明をされたとしても、知っているとはいえない。

久々にその記事を開いてみたら、続きにこのように書かれていました。
汗を流し涙を流し、努力に努力を重ねるうちに、ほんものの知恵が湧いてくる。
身についてくる。
努力をし、汗のなかから生まれた知恵はほんものである。
ほんものの知恵だから、人を説得することができる。
動かすことができる。
感動させることができる。
だから迷わずに、とにかく努力をすることである。
参考記事:成功する経営者は「塩の辛さ」を知っている
正直、努力という言葉は苦手です。
努力を継続できない性分なので。

そんな私が、人様に自信をもって努力していると言えない私が、分かった気になって語ってはいないだろうか?

話を見たり聞いたりして、その人々の気持ちを慮ることはとても大事。

だけど発した私の言葉もまた生き物で、手を離れても影響を与え続けてしまうことがある。

そんなことを気にしていたら、人と会話なんてできませんね
だから許したり許されたりして、人とつながっていられるのでしょうが。

私ができる努力なんてたかが知れている。
だけどそんな些細な努力も、これから先の自分を支える土台の一部になる。

そう思えるから、実家の片づけに挑むことができています。

父との会話もちぐはぐでしんどく思うことがないとは言えない。
だけどこれもまた私にとっては”塩の辛さ”。

私はまだ78歳を経験していないから。
どんなに思いを巡らせたとしても想像でしかない。

だから私は目の前にいる父のありのままを受け入れるだけ。
ただそれだけなのだろうと思うのです。

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幸い自分の居場所は整っているし、周りの支えも頼もしくてありがたい。
おかげで心身共に乱れることなく壊れることもない。


小さな努力もちゃんと筋肉にはなっているらしく、その積み重ねは馬鹿にならないものですね。




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