元夫にはたくさんの友人がいました。

22歳の私から見ても、なんとなく元夫の周りにはいつも人がいて、
この人といると楽しい時間を過ごせる。
そんな風に思わせる人柄だったと思います。

私がそんな様子を知っているのは、元夫が20~30代のころですが。

そんな人柄の元夫は、友人たちからよく相談を受けていました。
仕事のこと、家族のこと、恋愛のこと。

それにたいして元夫なりに真剣に答えていたように思います。

が。
「どんなに話したって絶対やらんもんな。」

長い時間かけて話を聞く。
その上で「〇〇だからそうなるんだから〇〇したらいい」とアドバイスをしたとしても。

結局元夫のアドバイス通りにはせずに、いつもの自分のやり方でやる。
そしてまた相談にくる。

確かにはたで聞いていてもそのような感じでした。

今の私には分かる。
そりゃそうよ。

私自身が元夫と同じことをしてしまうので、それも理解できる。
頭で分かっているのに、その場面がくるとやっぱり正論振りかざしてアドバイスしてしまう。

分かっていてもそう簡単に変えられないのです。
夫の友人たちもそう。
やり方ってのはなかなか変えられないのです。

人がなぜやり方を変えられないのか。
なにかの本だったか記事だったかに書いてありました。

人がやり方を変えられないのは、今まで通りの慣れたやり方だと起きることを想定できるから。
それが失敗することだとしてもその対処までを経験をしている。
経験があることで想定できるという安心を選んでしまう。

もしやり方を変えたら、その先に起きることを経験していないから想定できない。
想定できないから不安になる。
その不安を回避するために、人はやり方を変えられない。

はぁ…とため息をつくようなことが起きたとき。
またか!と思ったら、それは私がまだクリアできていない課題なのだと思うのです。

本を読むのはそんな時。

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最近は入浴中に読むことが多くなりました。
10~15分があっという間です。

今「夢をかなえるゾウ」を読み返しているのですが、その中の一節。
仕事、お金、人間関係、幸せ…人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億っちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。その『本』でも解決できへん悩みっちゅうのは何なん?自分の悩みは地球発の、新種の悩みなん?自分は悩みのガラパゴス諸島なん?
Amazon:夢をかなえるゾウ
悩んでいるときは図書館に行け、という章の話です。

図書館に行かずとも、家に居ながらPCの前に座ったままで、悩んでいるワードを入れれば世界中にある本の中から、私の悩みの解決に近づく本をオススメしてもらえる。

なんならそのまま本を購入して家まで届けてもらえる。

図書館に行くにしても的を絞ってから行けるので探す時間を省ける。

なんともありがたい時代です。

読んだ本がきっかけで打破できたこともたくさんあります。
一方で頑固な性分ゆえに変えづらいことも多い。

変えづらいことはたいてい「またか!」を繰り返します。
何度も繰り返して、もういい加減卒業したい!
…と強く思ったとき、私は初めて友人に相談します。

本との違いは質問できること。
なぜ?どうして?
その考え方をとことん聞くから納得できる。
納得するからこの頑固な私でもやり方を変えてみよう!と思わせてもらえる。

そして実際にやり方を変えてみたら、いつもの結果と違うことが起きるんですね。
この数年、それを繰り返してきました。

本当に助かった。
あのまま自分のやり方で生きていたら、今解決できていることをまだ背負っていたと思う。

これからもまだまだ「またか!」と、卒業儀式の繰り返しです。







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