3月も中旬になりました。
4月から新しい環境での生活が始まる方々にとって、慌ただしい時期だと思います。

新居選びや引っ越しの準備で、いつもの数倍の精神力を持っていかれますね

先日のこと。
ひとり暮らしを始められる娘さんのお部屋の収納について、ご相談いただきました。

学生用マンションって、キッチン周りの収納がとにかくないんですよね。

レンジとか、ケトルとか、炊飯器とか。
お料理が得意でないとしても、このくらいの家電は使うと思うのです。

でも通路にあるキッチンにはそれらを置く場所がまったくありません。

どうしたってお部屋側に置かざるをえず、そのための収納が必要。

そこでネットで選んだラックを見せてくださり「これで大丈夫ですか?」というご相談でした。

娘さんのことをよくご存じで、物件も一緒にご覧になられているお母さんです。
きっと時間をかけて選び抜かれたことと思います。

だから問題などありません。
ただひとつだけ、背の高いラックだったことが気になりました。

ワンルームに住んでいると、背の高い収納の存在感ってなかなかのもの。
地震のことも考えると、できれば背の低い家具の方が安心。

そのようにお伝えしました。


新生活を迎える準備は、大小に関わらず選択するという労力が必要です。

脳も心も、時間もお金も消費します。

それでも、わが子が不安なく不便なく、新生活を始められるように整えてあげたい。
そんな親心を、娘を持つ私にも充分理解できます。

けれど部屋を片付ける仕事をしている立場からすれば、ちょっとブレーキをかけたくなってしまう。

なぜなら、増やすよりも減らすことの方が圧倒的に難しいから。

住んで生活してみないと分からない都合ってあると思うのです。

少々暮らしづらかったとしても、どんな不便が起こったかによって、選ぶものは変わってきます。

でも一度モノを手にすると、手放しづらい。
ましてや買ってもらったばかりのモノはなおさらです。

本人の趣味嗜好、親子関係、環境、経済力。
様々な掛け合わせで、準備の仕方はいくつものパターンがあり、最善の方法も変わる。

なので一概には言えないのですが。

ひとりで暮らすことが初めてだからこそ、どのくらいの量ならストレスなく管理できるのか?

どのくらいの空間があれば、家族のいないひとりの時間を快適に過ごせるのか。

それはまったくの未知数だと思うのです。

未知数のことに対して、100%の準備はそもそも不可能です。


私は手に負えないほどのモノを抱え、SOSを出された方々のお手伝いをしてきました。

その経験上、せっかくゼロから始められるのなら。
与えられるよりも足りない不便を体感してからのモノ選びをオススメしたい。 

なぜなら。
「足りないこと=不便」ではなく、「もたないこと=ラク」を知るきっかけになるかもしれないから。

…と、私は思っているのですが。
実はご準備された新生活用品のお話を聞くのは、めちゃくちゃ楽しかった!

娘さんがご自分の基地をどんな風に作っていかれるのか、とても楽しみです♪

新たな経験のひとつひとつを、存分に楽しまれますように。

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娘の自立でひとり暮らしになって、気が付けば7年が経っていました。

2LDKからワンルームに引っ越して、コンパクトな暮らしのラクさを知りました。

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コンパクトな部屋で便利だったのは、キャスター付きのもの。

ひとりでもその時々の都合に合わせて、ラクに配置換えできます。

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ワゴンは何度も使い道が変わりました。
とても柔軟。

我が家はIKEAですが、改善されていろんなタイプがありますね!


我が家で愛用中のダストボックス
オープンでゴミは入れやすいけど中身が見えるので、良し悪しはキッチンの間取りによります


また、スペースに限りがあるワンルームでは、一石二鳥な使い方ができる家具が重宝します。

ゴミ箱に見えない収納棚
キッチンにゴミ箱が置けない間取りにおススメ

そういえば、無印とかニトリの商品は、リサイクルショップで買い取ってもらいやすかった記憶があります。
数年後の手放しやすさまで考えると、ラクかもしれません。
あくまで個人の感想ですが。


新生活のご準備、大変だけど楽しんでくださいね♪




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