昨日は実家の雨漏りの様子を見に、業者さんが来てくれました。

実家の建築に携わってくださった方。

ひとつずつ原因かもしれない箇所を潰していこうと言ってくださいました。

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どんな処置をして、それにどれほどの期間と費用が必要なのか…。

確実に雨漏りを止められる方法が見つかっているわけではないので、どれもまだ予測不能。

私なら貯金を温存しておきたいけれど、父は最期までこの家に住みたいという。

なので費用がかかってでも修繕はしなくてはならない。

家を持つって本当にメンテナンスが大事なんですね。

定期的に防水塗装されているお家は、やっぱり雨漏りしてませんもんね。。。

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先日、雨漏り受けに使っていた収納ケースを洗った後、定位置に戻すのを忘れていました。

なので雨漏りしている場所から数メートルにわたって水浸しに

まずは床掃除からだなぁ…。

掃除をしながら、天井を見上げながら、なんだかとても切なくなりました。

それでもなんとか活かそうとしたけれど、ある人からもらった言葉を思い出しました。

「維持することを人として正しい道と思い込みがちだけど、それが無理のない形だったらスッといく。」

私が実家をどうにか維持しようとすると、スッとはいかないのです。

必ず不具合が出てくる。

そのたびに葛藤する。

だから、昨日の母の命日。
あらためてちゃんとこの家を閉じていく決心をしました。

さっそく妹に連絡。

「この部屋に残した母のモノ、私が持ってきたもの、いよいよ手放そうと思う」
「先延ばしにしているだけだ。この部屋をどうにかすることより、お父さんの住空間の方が大事」

妹は
「まだ残ってたのか。あれだけのものをよく片付けてくれたよね。」
「躊躇なくやっちゃってください!」と。

この言葉を見た瞬間になんだかすごくこみ上げてきたんですよね。

妹のこういうところに私はいつも救われます。
決心を後押ししてくれる。

自分でもよく分からない泣きがおさまったところで、さっそく作業。

母が亡くなってから6年。

私にできる範囲で声をかけ、かなりのモノを引き受けていただきました。

残ったものはそれでも選ばれなかったもの。

一時期はメルカリにも出品していたんだけど、持ち主ではないから出品情報を入力するのに手が止まってしまうんですよね。

残された手放し方は、私には不得意なことだったから、いつまでも進められなかったのだと思います。

もうやれるだけのことはやった。

そろそろ母の遺品整理から自分を解放しよう。

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部屋の一角にはメルカリ用に、段ボールや梱包材をストックしていました。

これも虫が湧いたりしないかずっと気になっていたので一度すべて処分。

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作業開始から約4時間。
棚の中を空っぽにして、処分するものとリサイクルショップに持ち込むものとに分けました。

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あとは私が実家でちょっとした作業をするための道具など。

これくらいにまで絞れたら、いざというときすぐに撤退できます。

大がかりな遺品整理をしたあとのこの数年、結局残したモノのことがずっと頭に引っかかっていたんですよね。

あのときやっておけば…とも思いますが、でも時間をかけたからこそ決断できたとも思いたい。

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ひとつだけ、持ち帰りました。

気が済むまで使います。








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