つい最近のこと、職場でBCP(事業継続計画)の策定に携わりました。

BCPとは、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画のこと。

ハザードマップなどを調べて、事業所の所在地にどのような災害が起こりうるのか?
災害が起こったとき、従業員の身を守ることはもちろんのこと、いかに損害を最小限に抑え、事業の継続と復旧を図れるか。

そんな資料を作る作業を黙々としていました。

私の住んでいる地域は、大きな災害に見舞われたことがありません。

一時的にライフラインが止まってもすぐに復旧します。
なので避難所に駆け込むこんだことがありません。

周りの仲間たちをおそらく同じ感覚。
なので災害に対する意識はかなり低く、「きっとまた今度も大丈夫だろう」というバイアスにかかりやすい。

ましてや小さな事業所だと、膨大な資料を前に「ここまでいるのかなぁ…」と正直思ってしまった。

備えが必要だということは、重々分かっているんですよね。
だけど身をもって災害を体験することなく生活してきた私にとって、災害を想定して準備する…というのは難しい。

「もし、水が止まったら?もし電気が止まったら?」
想像している途中でぼやけてしまう。

だから災害を体験された方々の声がとても参考になるのです。

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りえさんの著書は、もしもの時にも役に立ってふだんから使えるアイテムを丁寧に紹介してくださっています。
私にとっては防災の参考書。

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もしもに役立つ、いつものモノ選び

左:楽天ブックス  右:Amazon

  

すでに準備をされている方々のお話を聞くと、こんなにもやらなきゃいけないことがあるのか…と気が遠くなってしまいます。

過去の私はそうでした。
万が一が起きた時のためだけのモノを置いておくスペースもなければ、予算もかけられない。
私にはここまで準備するのはムリだわぁ…と。

だからといってあのときのまま「結局私は何を準備しとけばいいんだろう?」とやり過ごしていたら、今の備えはできてなかったと思うんですよね。

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唯一の避難経路を塞いでしまうものはないはず。
食器棚にしている収納が備蓄庫を兼ねています。

上段に500mlのペットボトル。

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ワゴンの奥側にウォーターサーバ用の天然水が約4L×6パック。
定期便にしているけれど、残量に合わせて調整しています。

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玄関収納には防災リュックやポータブル電源にソーラパネル。
飲料水以外の水は2L×3本置いてあります。
十分ではないけれど、まったくないよりはいいと思っています。

これ、食器用洗剤の空き容器なんですよね。
持ち手があるので便利。

ベランダの掃除やプランターの水やりとかに使いながら、定期的に中の水を入れ替えています。

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緑の魔女 食器用洗剤 2L



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ユニクロのダウンジャケットとダウンベスト。
軽くて暖かくてコンパクトにしまえます。

ちなみにダウンベストは母の遺品整理をしているときに見つけたもの。
ありがたく使わせてもらっています。

まだまだ「私はちゃんと備えています!」とは言い難い途上です。
どうしても先延ばしにしてしまう。
予期せぬ「もしも」が皆さんに起こってしまったとき、少しでも不安や危険を減らし、乗り越えるための一助になればというのが、被災経験のある私の思いです。
『もしもに役立つ、いつものモノ選び』の「はじめに」にあるりえさんの言葉より
でも一ヵ月に一か所ずつだったとしても、アイテムひとつずつだったとしても、そのひとつひとつが不安や危険を減らすことにつながっている。

これからもふだん使いできる”備え”を増やしていきたいと思います。


日常使いしながら備えられるアイテムのこと





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