お片づけのご依頼をいただくときって
当然ながら自力では片づかない現状に
困っているから私はお声をかけてもらえます。

ご依頼をいただいた私は
まずその現状をお伺いするのですが
目の前に立ちはだかった”片づかない”という
大きな壁しか見えなくなってしまうんですね。

もちろんその現状に対して
学んだことと経験との掛け合わせで
なんとか壁を突破できるように
お手伝いをさせていただくわけです。

お片づけに携わるとき
私が大切にしていることの多くは
資格を取るときに教わったことが多いです。

さらに以前読んだ山下秀子さんの
著書の中にもありました。
希望を持って自発的に
それをしたいと思うことは健全
そうせねば、するべきと
無理やりすることは不健全
これは自分自身の日常においても
当てはまることが多々あります。

なのでお客様との会話でも
目の前の現状から脱出するために
「そうせねば、そうするべき」
という言葉よりも
その先にどんな快適が待っているかを
イメージできるような会話を
したいと思っています。

たいしたことではありません。

ケーキを作りたい!って思ったときに
道具をサッと取りだせるように。

扉を開けたら気に入っているグラスが
目に飛び込んでくるように。

ものすごく疲れて帰っても
どさっとベッドに倒れ込めるように。

そして目が覚めたときに
視界に入る壁にはグリーンが目に入って
朝から癒されるように。

人それぞれの心地よさをイメージしながら
手を動かす方が
せねば、するべきと思いながら始めるよりも
数倍楽しい。

そして仕上がったとき
「ふとケーキを作りたくなったら
 ここを開けて、これを取って
 そしてここに置いて、さっと始める!」
「おーーー!これはいい♩」
なんてお客様と一緒にシミュレーションする
のがこの仕事の楽しさ。

お片づけに限らず
できる限り不健全と感じたことは
健全にすり替えて希望にしたい。

IMG_8908

そんなことを考えながら
実はまたキッチンのシンク下を変えたり
パソコンの定位置を変えたり。

お客様宅のお片づけをしていると
妙にスイッチが入ります。

こんなワンルームでも変化を楽しめる
贅沢な環境です。



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