親はどうしたらわかってくれるのでしょうか : *LittleHome* Powered by ライブドアブログ

毎日どこかで事件や事故が起きています。
突然病と闘わざるを得なくなる方も。

私がいつもの時間を過ごしているときに
明日を奪われた方もいる。
”当たり前”は”奇跡”なのだと思うのです。

だから、親が先に身の回りを
片づけないといけないということはなくて
明日が保証されていない
…ということにおいては
年齢は関係なく、私も同じなんですよね。

ご質問をいただきました。

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親が溜め込んできた後始末を何故自分がしなくてはいけないのか。
親がもっときちんとしてくれていたならこんな思いしなくて良かったのに…
うちはまだ両親60過ぎですが、まだ自分で後始末をできるつもりでいるのか、まったくモノを減らそうとしてくれません。
物というよりもゴミですが
親はどうしたらわかってくれるのでしょうか…
（千葉県・30代のMさん）
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溜め込まれた物を前に、それを背負うことになる未来を想像してしまいますよね。
その未来が来たときの不安を親はわかってくれない。
なぜ娘の不安よりもゴミを大切にするのか。

Mさんと同じ思いを私はこの記事で話しています。

実家を片づけ終えて
自分の時間を取り戻した今は
このときほどの熱量で
伝えられないと思いました。

この頃の私は
一生実家を片づけているんじゃないかと
思っていましたもんね。

親子とてお互いの価値観が同じとは限らず
親子だからこそその違いに苛立つことが
多いとも思います。

私が思っていること、感じていることを
親に分かってもらうには
まず親がどう思っているかを
じっくり聞く必要がありました。

ちなみに私、かなりのあまのじゃく気質です。
素直さに欠けるし、ムダなカッコつけです。

だからもし自分自身でうっすら”ゴミ”だと
思っていても、家族から
「それただのゴミじゃない！」なんて
言われたら
「あら、あなたにはゴミにしか見えないのね？」
とか言い返してしまう可愛げのない性分を
隠し持っていたりするのです。

そういう自分を表に出したくないから
そうならないための努力を
ひっそりしていたりするのです。

でもこういうの
私だけじゃないと思うんですよ。

もし親が私と同じような性分だとしたら
まずは思っていることそのままを
口にしてもらえるように
あまのじゃくを出させない言葉がけが
できるかどうかが、その先を左右します。

人って案外自分の思いを全部言い尽くせた
って感じることが少ないと思うんですよ。
まだ話し終えていないのに
かぶせられたり、乗っ取られたり
すりかえられたり。

親子ならなおさらです。
だからこそ
言いたいことを言えて満足できたときって
こちらの話も聞いてもらいやすいんです。

充分聞いたうえでどう伝えるか？
過去の記事にも書いていた
私が父に掛けた言葉です。

「歳は関係ないもんね。
私だって明日急に倒れるかもしれないし
事故にあって話せなくなるかもしれないしね。
だから私もお金のこととか書類のこととか
準備して〇〇（娘）に伝えとんよ。
まだぜーんぜん途中だけどね。
一緒にお父さんのもボチボチ整理しとこか。
なんかあってからこういう話するの
辛いもんなぁ。
お母さんの時も聞きづらかったよね。
私と〇〇〇（妹）が分かるようにさえしといたら
何かあってもお互いに安心やしね。」

娘がやっているなら自分もやらないと。
そう思ってもらえたような気がします。

↑小物の分別をする父

私と父はほぼ会話をすることがなく
決して距離の近い親子ではありません。
それでもどうにか実家を片づけられたのは
誰のためということではなく
お互いがお互いのためにやる意味がある
ってことを共有できたからではないかと
思います。

親が分かってくれない間は
まず自分に”もしも”が起こった時を想像して
できる限りのことをしておく。

その事実を携えて親との会話に臨む。
周りから固める作戦です。

ご質問をくださったMさんのことも
Mさんのご両親のことも存じ上げません。

普段どのような関わりかも分かりません。

なので私は私が経験したことでしか
お話ができませんが
ヒントになることがあれば幸いです。

実家の片づけでまず驚愕するのが冷蔵庫。
量はともかくとして
この中にあるべきではないものが
入れっぱなしになっていたら…。

それらを始末するのは
視覚的・嗅覚的・触覚的にやられます。

部屋が大変なことになっていても
まさかの冷蔵庫だけはきれいだったら
片づけ時の休憩用に飲み物やスイーツなどを
入れておけるしで何かと救われます。

どこから手を付けていいか分からないなら
まずは冷蔵庫を！

ではまた♩