私の父はとても几帳面です。
亡くなった母からも
そのように聞いていました。

でも母からそう聞くまで
父が几帳面だということを知りませんでした。

それは実家が
整理整頓された家ではなかったからです。

壁という壁が埋め尽くされ
歩けるスペースが限られるあの部屋で
平気な人なのだと思っていました。

でも母曰く、結婚する前の父の部屋は
いつ行ってもきれいにしていたと。
「お母さんがこんなんだから
 お父さん諦めてしまったんよ~」
…と、母はカラカラと話してくれましたが。

あの父が???
初めてその話を聞いたときは衝撃でしたね。

この時の母の話は
今の父の暮らしで立証されました。

それほど整理整頓が得意で
几帳面な父なら
モノが少々多くても
自分の手に負える量だったなら
ブツブツと文句を言いながらでも
母の代わりに片付けられたと思います。

でも、尋常ではないスピードで
尋常ではない量のモノを買ってくるから
父が片づけられる許容量を
大幅に超えてしまったのでしょうね。

そしてその環境に馴染んでしまうことを
選んでしまったのでしょうね。

諦めてそちらを選んだものの
ストレスは溜まっていたのだと思います。

母と暮らしているときの父が
いつもイライラと
母に当たっていたのを今なら理解できます。

そんなことが頭をよぎって
ふと、父のように生活してみようって
思ったんですよ。

食べたものはすぐに洗ってしまう。
物を使って終わったらすぐ元に戻す。
テレビのリモコンは常に定位置に。
スリッパを脱ぐのはいつも同じ場所。

思いつく限りのことをマネてみたら
1日で疲れました。

もし父が結婚したばかりの母に
これを求めていたとしたら…
ちょっと母に同情します。

今更ですけど。

家族とはいえ違う感覚を持つ者が
同じ空間を共有するのって
ホント…大変ですよね。

IMG_6207

使った食器をすぐに洗うわけではないけど

やりかけのことを中途半端に
出しっぱなしにしたまま
他のことをやり始めてしまうけど

IMG_6208

使い終わったからといって
すぐに元に戻したりはしないけど

それでも使っているものだけなら
散らかっているようには見えないようで。

こんな状態の部屋に急遽やってきた友人が
「いつも片づいてるよね~」
と言ってくれました。

来客仕様にしていたわけではなく
いつもなら隠しているマットレスも
ソファの後ろに置いたままだったけど。

視界に入るモノの量が与える影響力の大きさを
ひしひしと感じます。

父は父。
私は私。

せっかくのひとり暮らし。
それぞれの”ちょうどいい”でいい。


ではまた♩



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