脳科学者の茂木健一郎さんの著書の中に

なにかを始めようとしたとき、実はやる気はまったく必要ありません

という言葉がありました。

なんと。
やる気スイッチなるものを探し続けてきた私の人生は一体なんだったのかーーー!

…と叫びたくなるのと同時に、その言葉の意味を早く教えてくれーーー!

と掻き立てられ読み進めたのです。

「やる気が起きないから動けない、パフォーマンスが上がらない」
これまでに何度使ってきたか分からないフレーズ。

でもパフォーマンスを上げるのに必要なのは、いつものことを淡々とこなす平常心なのだと。

いつものことを淡々と?
例えば朝起きて顔を洗うとか、トイレを済ませたら手を洗うなんてことくらい無意識レベルで当たり前になっていること…ってことかな?

そういう日々の習慣によって成り立っているのだそうです。

じゃあやる気って?
脳科学の理論では「やらないことの言い訳」という意味に捉えられているとのこと。

多くの場合において、やらない自分、やれない自分を説明するために、「私にはやる気が起こらない」、あるいは「やる気さえ手に入れたら、やるようになるだろう」というように使われるのが「やる気」という言葉

なんだそうですよ。

1日24時間365日、戦うためのやる気が欲しいなんてことまでは思っていません。
「やっとかないとなぁ…」「でも今はなぁ」と思いながらただただ時間が過ぎる。
過ぎた時間を振り返って後悔する…という巡りをどうにかしたいだけ。

やる気が起きようが起きまいが、お風呂から出る時に体を拭こうと勝手に手が動くくらいに淡々とやってしまえばいいのか?

で、そんな感覚をイメージしながら食器棚の扉を開けてみる。

食器棚_2790

ひとりにはちょっと多めな食器。
頑なにもこれ以上は減らす気はないお気に入りばかり。

好きな場所は何かしら手を掛けたくなります。

…が、食器の下に敷いているクロスを替えて気分転換しようと思ってから早数週間。

変えようが変えまいが生活になんの支障もないけれど、だからこそいつまでもやらないことのひとつ。

今回はこれで実験。
「やる気」の存在を無視して手を動かしました。

食器棚_2792

ダークな色味の食器が多い上に奥行きのある棚なのでちょっと暗かったんですよね。

今敷いているものも変えようとしているものも全て実家で見つけたクロスです。

食器棚_2799

全出ししてA2ケアで拭き掃除。
見た目にはきれいなもんだけど、拭くと汚れが取れています。

こういう時って、見た目通りに汚れていないことより、むしろ汚れが取れることを期待してやってる気がする。

食器棚_2793

全部出して拭いて戻して9分。
たった、たった9分。

どこにあるのかも分からないやる気を探す旅に出る前に、さっさと淡々と手を動かすべし!は体感できました。

食器棚_2791

…とか言っちゃったけど、私だからなぁ。

これから先の記事で「やる気スイッチが見つからない」なんてフレーズを見つけたら笑ってやってください。



”淡々と” ”平常心で” ”流されずに”


そういう言葉に引き寄せられます。
世間の様々な声に反応していると、いつのまにか渦に巻き込まれ、その早さの中で見るべきことが見えず、聞くべきことが聞けなくなるような感覚を覚えます。
渦の外側にしっかりと立ち、最善の選択ができる自分でいたいと思うこのごろです



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