昨日の記事の続きです。

玄関横収納で見つけたモップ。
誰に使われることもなく
暗い収納の中で立たされていました。

ようやく父の手によって
本来の力を発揮できる!…のか??

ただ、私にはどうしてもこのモップで
床掃除をすることが煩わしく感じたので
気づかず本来の使い方をしていなかった疑いありだけど
自分が使いやすいワイパーを
持ち込んでいました。

「私はこっちの方がラクだから
 一緒に置かせといて~」
やや魂胆あり…。計算高い娘です。

それからまた数日後。

父が床掃除に使っていたのは
私が持ち込んだ方のワイパー。
フフフ…(ニヤッ)

「それ、ラクよね~
 で、あれからこっちはどうやった?」

その流れでモップのことを聞くと、

「こっちはなぁ、使ってみたんやけど
 うまいこといかんのよ」

「そうやったんやね。
 使ってみな分らんもんねぇ。
 どうする?もうちょっと置いとってみる?」

「いや、もう使わんなぁ。
 またついでの時に処分しといてくれるか?」

明らかに父にとって興味のないモノは
私の判断で整理させてもらったけど
それ以外のものたちは
このやりとりを繰り返しました。

父の場合、
判断を決めつけられることに対して
不快感が顔に出ます。
昔からお互いに顔色伺う親子でした…

なのでやんわり聞くんだけど
父としては
すぐに決断することは避けたい。
それはあとから自分が後悔したくない
という理由もあるだろうけど
よほど好きなモノでもない限り
頭の中だけで
物に対する情報と感情を処理する
というのは難しいです。
そもそも父の場合、そのほとんどが
自分で買ったものじゃない。


IMG_8357
父、取捨選択中。ちなみに全て母の工具

まずは残すという判断。
使ってみるという体感。
その上で自分で決める。

決断すること自体が嫌にならないように
この順番と時間が父には必要でした。

まさに「急がば回れ」です。
振り返ってみれば
遠回りに感じるけれど
この繰り返しを重ねているうちに
父の整理の精度はぐんぐんと上がりました。

このペースを掴めた頃には
私の整理の進め方を
父が信頼してくれていると
思えるようになりました。

実家での片づけは、
最初からうまくいったわけではないし
3Fの母のエリアを片づけている時なんて
父はすっかり無関心だったし
「いつになったらあの窓を開けられるだろう?」
と思ってしまうほど
ゴールがはるか遠くに思えたけど
その時に救いだったのは

IMG_8765

自分の家が整っていること。
どんなに疲れて帰ってきても
私の居場所の心地よさにホッとできました。




9月6日から本日までの2週間にわたり
募集させていただいたアンケート。
おかげさまでたくさんの方にご協力いただきました。
本当にありがとうございます。

12月に発売予定の書籍を作るにあたって
皆さまの「聞きたい」を反映できれば
との思いでの募集でしたが
私自身があらためて考えるきっかけをいただきました。

記録の意味もあり、
モチベーション維持のためもありで
ブログに綴ってきましたが…。
これをご覧くださった皆さまの中には
実家を片づけることに対して
何からどのように手をつければいいのか
思うように進めることができず
苦しまれている方がたくさんいらっしゃって…。

その皆さまがどんな思いで
この記事をご覧くださっていたのかと思うと
胸が痛みます。

アンケートにも関わらず
あたたかい言葉や
応援のメッセージまで送っていただき
また、私が聞いてみたいと思っていたことを
お話くださった方もいてくださり
アンケートを通してあらためて
ブログをご覧くださっている皆様の存在に
感謝の日々です。
本当にありがとうございます。

発売まであと数カ月。
書籍に関わってくださっている
スタッフの皆様のお力を頂きながら
悔いのないように
力を尽くしたいと思います。



今日も見にきてくださってありがとうございます!
良い一日になりますように♩

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