【実家片づけ】遺された手紙や日記を手に思うこと : *LittleHome* Powered by ライブドアブログ

人からいただいた手紙や日記など、思いが綴られたものってどんな風に保管されていますか？

いまやデジタルの時代。
携帯やPCの規則正しく並んでいる言葉からだって、充分に励まされ、パワーをいただくことができます。
そんな生活にすっかり馴染んだ私ですが、手書きの文字のあたたかさがどれほど力強いかも知っています。

字を書くことが好きだった母は、多くの方々とお手紙のやりとりをしていました。

母の部屋の片付けをしている最中に、たくさんのファイルを見つけていたのです。
中を開くと、これまでにいただいたはがきや手紙が保管されていました。

ファイルの表紙には『心に残るお便り』
届いた封書を受け取った時からの喜びが伝わります。
この部屋で封を開け、そこに綴られた言葉のあたたかさに触れた母が、ティッシュを片手に泣いている姿が思い浮かびます。

ただどこかにしまい込むのがもったいなかったのでしょう。
いつでも読み返せるように、丁寧にファイリングされてありました。

ノートの中央に几帳面に貼られた葉書は、まるで額に入れて飾っているかのよう。

中にはハガキサイズのOPP袋を貼り付けてその中に収めているページまでありました。

これだけ多くの方々が、心細さで押しつぶされそうな母を元気づけ、勇気づけ、支えてくださっていたのだということにあらためて感謝。

母本人がいなくなり、役割を静かに終えたお手紙は、私の手で整理させていただきました。

時間をかけて丁寧に保管していただけに、その整理にもかなりの時間を費やしたけれど…。

この2年ほど、そんなひとつひとつの作業を通して、あらためて私自身のモノや思い出の遺し方を考えさせられました。
持ち続けたいモノのその先を考える。
そんな感覚は今の私にとってプラスでしかありません。

母が数年にわたり書き残した日記。
これだけは私の気の済むタイミングまでとっておこうと思います。

２～３歳の頃からすでにチョコレートには目がなかったらしい…。

そりゃあ…歯医者さんと長い長いおつきあいになるわけですね(^^;

お盆で帰省される方も多いのではないでしょうか。

この機会に、ご実家に残していらっしゃる日記や手紙の存在を思い出してみられませんか？
そしてご自身の手で整理し、これからの扱い方を考えてみられませんか？

今年に入って手紙を整理しました