続かない私が続けられた奇跡の９年 : *LittleHome* Powered by ライブドアブログ

私はノートを最後まで使いきるのが苦手です。

学生時代は使いきらずとも
新年度を理由に新しいノートを使えたんですけどね。

ページが進むごとに雑になる…。
使い始めののモチベーションを
最終ページまで維持できないのです。

これは母の部屋を整理した時の画像。
ファイル・バインダーとともに大量にあった
数ページ使っただけのノート。
恐らく…100冊は軽く超えていたと思う。

あぁ…遺伝子のせいにしたい。

ノートは打合せにも持っていくんだけど
人と会話をしながらメモを取るのが苦手。

見返したときに
自分で書いたメモが解読不能って私だけ？

なので帰宅してすぐに会話を思い出しながら
分かるように書き直しているんですよね。

このメモ帳は県外の講座を受けに行ったとき
ノートを持っていくのを忘れて
やむをえずコンビニで買ったものです。

買ったからにはと常に手元に置いて消費。
いよいよあと数ページというところで、
最終ページに書いていたメモを発見しました。

キングコングの西野亮寛さんが
平成30年度の近畿大学卒業式でされたスピーチを
YouTubeで見た時に書き込んだものでした。

メモした内容は…

これから社会に出れば最高の仲間に出会えることも
最高のパートナーに出会えることもある
一方、挫折もあれば傷も背負い
謂れのないバッシングを浴びることもある

挑戦にはネガティブな結果はつきもの
でも大丈夫。
その結果はまもなく過去になり
その過去を書き換えることができる

失敗というのは
その瞬間に止まってしまうから失敗であって
失敗を受け入れて
アップデートして試行錯誤して
成功するまで続けてしまえば
あの時の失敗が必要であったということを知る

つまり理論上、失敗なんて世の中には存在しない
だから挑戦してください

こういう言葉って
自分の過去と重ねるんですね。

人から見れば小さなことばかりだけど
いろんなシーンを思い出します。

失敗して頭を下げて回ったこと。
叶わないことを分かっていながら
失敗するその直前まで時間が戻らないかと
祈ったものです。

どんなに誠意を尽くしても伝わらず
何をやっても裏目に出たこと。

どうせ自分の人生なんてこんなものと
諦めた時間があったこと。

そのたびに逃げ出したい気持ちを振り切って
毎朝どうにかこうにか扉を開けて前に進む。

そうしてようやくの今があり
この言葉の意味が理解できる。

思い返せば後悔が残っていることって
挑戦を諦めたことばかりなんですよね。

一方で失敗したことのひとつひとつは
その先の私を導く地図になっています。

あの経験があったからこそ今の私でいられる、
ゆえにあの失敗は必要だったのだと思えます。

このときの部屋から始めたブログも
今日で９年になりました。

続けているといろんなことがありますね。
これまでの人生では知りえなかった
言葉の温かさと残酷さを知りました。
何ごとも両極あるものです。

だからこそ喜びの感情や感謝の思いは
10倍にも20倍にも膨らみ
なによりの原動力になりました。

このブログって自己満足の集合体なんですよね。
ご覧くださっている方々の
暮らしの質を高められるような
高尚な記事を私は書けないんですよ。
他のブロガーさんの記事を拝見しては
進歩のない自分の記事にがっかりすることも
多々あります。

こんな私のなんてことのない日常ばかりです。
なのできっと、
「ねえねえ、今日なにしてた？」
「ちょっとあなたんち、〇〇ってどうしてる？」
くらいの気軽さで様子を見にきてくださって
いるのだろうと、勝手に思いこんで書いています。

今日も変わらず来てくださって
本当にありがとうございます。

あれから９年経った今の私の暮らし。

なにかにつけ続けられない性分なので
ここまでブログをやってこれたのは奇跡的。

もう少し、もう少しと言いながら
のんびりと続けていきます。

たくさんの方があらたなスタートを切られる
そんな時期ですね。

これから積み上げていかれる経験の中には
うまくいくこともいかないことも
あるでしょうが、そのいずれもが
今後の人生を支えてくれるほどに
たくましくしなやかな筋肉となりますように。

あいにく私の筋肉は衰える一方ですが
それなりにも使い道はあるもので、
久々に実家のDIYやってみようと
昨日こちらを購入しました。