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書類の整理をしていたら娘からもらった手紙を見つけました。
誕生日に、母の日に。
それぞれ別々のタイミングでもらったのにどちらにも「長生きしてね」と。
35周年!笑
記年!笑
漢字の違和感に対しての『?』だったんだろうけど、このまま渡してしまうところが子供らしい。
あらためて穏やかに健康に長生きしたいと思った日曜の朝でした。

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先日購入したこちらの本。
まだ読んでいる途中なんですけどね、これを読むと食事の仕方を考えさせられます。

世の中のすべてのことを「食」というフィルターを通して考える癖があるとおっしゃっている著者の方はこれまでに一万人以上の食べ方を見てこられたとのこと。

「食と心は密接に結びついている」

食への敬意を持ち、美味しく食べられることの幸福を深く感じながら、食べ方に対して実験と体験を繰り返して生き残った知恵。
そして一万人以上の食べ方を見てこられたその貴重なデータを元に語られる言葉はまさに「食哲学」。
ここまで食べるということに関して研究されていらっしゃるだろうか?と思ってしまうほど、その研究の仕方の細やかさといったら。
この感じ…誰かに 似ているような…。
そうよ!さかなくんだ!



一番刺さったのはタイトルにもある「なんとなく」食べている事。
子育てをしながら仕事や家事をしていた時期の忙しさの名残で、何かをしながら何かを同時進行させる、みたいな癖があって、それが食事をするときの習慣でも根付いてしまっていることに気づきました。

まずは本文に書かれている方法を試してみることに。
とにかく食べることに集中する。
食べようとするものをちゃんと見る。
そして野菜の香りを感じ、ゆっくりとその味と食感を楽しむ。

ただ食べるのではなくて食べることに向き合う。
意識をそこに集中させると今まで感じなかった味を感じました。
私はどうやら味音痴なのではなくて、本来の味を感じる食べ方をしてなかっただけなのかも。

ひとりで食事をすることが多くなってますます「ただ食べていただけ」だったんだなぁ…と思いました。

さらに驚いたのは食事の途中でテレビをつけようとしてみたり、携帯を触ろうとしてみたり。
この時間はしっかり食事を楽しんでみよう!と思って料理に向き合っているにも関わらず、ついほかのことに手が伸びてしまう動作をしていることに気づいて、いかに食事中に気持ちが散漫しているかということに気づきました。

編集の方が冒頭で「今までエサだったものが食事へと変わっていった」と書かれた一文がありましたが、まさにそれ。

ただ食べるのと食べられることに感謝して味わうのとは大きな差がある。
その差が身体や心に大きく反映されるという内容の本です。

野菜ひとつひとつの味わい方から食べ方の所作まで、とても丁寧に書かれていて読みごたえがあります。
いきなりこれまでの食生活をガラッと変化させることは私には難しいけど、朝のこの方法だけはすぐ取り入れました。

まず水を3口飲み、口と胃の中をニュートラルにしてからミニトマトを3粒食べる

たったこれだけなんだけど、朝の味覚ってこんなに冴えてるんだーと思えるほどトマトの味をしっかり感じることができます。

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炭水化物に炭水化物の組み合わせがどうも好きで…(^^;
このパンも一口一口味わって食べるといつもよりもさらに美味しく感じられました。
パスタは父の店の片づけをしていて出てきた賞味期限ぎりぎりだったミートソースの缶詰で作ったもの。
缶詰もあのまま父のところで棚の奥の奥で誰に気づかれることもなくいるよりも、私のところにやってきたことでようやくその役目を果たせて喜んでいるに違いない♪

忙しい時間を繰り返していた毎日の中で、私にとって料理は考えて作って片付けてまでの流れが一番負担に感じる家事でした。

でもあの時こそ、もっと食べることを大切に思えていたら精神的にも肉体的にも丈夫だったかもしれない、と思います。
いろんなおかげさまがあって今はのんびりとした時間を過ごせることが多くなりました。
そんなこれからも穏やかに健やかに毎日を過ごせるように、料理を作る時間や食べられることの幸福をかみしめながら、新しい食べ方を取り入れていきたいと思います。



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